流行性耳下腺炎/ムンプス[りゅうこうせいじかせんえん]

症状

両側の耳下腺腫脹を熱の上昇と共に出現させるケースがほとんどとなります。しかし、中には耳下腺腫脹が片側において発症し、これが二日以内に両側へと変化する場合があります。また、唾液腺に熱感や発赤を生じることはありませんが、圧痛や疼痛を生じます。大抵、数日で唾液腺腫脹は改善されますが、それ以上の日数に達することもあります。更に熱の上昇は数日間続くケースが凡そ半分ほどあるものの、熱が下がるとすぐに唾液腺腫脹に改善が見られるようになります。尚、発熱が再発したり、それが長い期間続くような時は、合併症として膵炎や髄膜脳炎を生じているケースが多いと言われています。

原因

ムンプスウイルスの感染が原因であり、有通性腫脹を耳下腺において生じる病気であり、熱の上昇や唾液腺炎なども見られます。ムンプスウイルスはパラミクソウイルスに属しており、晩冬から春にかけて多く見られます。一歳以下では不顕性感染が主で、三歳以上になると耳下腺炎が両側において発生します。多くの場合、15歳以下にて発症しますが、年長児から成人にかけて流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)を発生させた場合、重症化するケースが多いとされます。また、初期段階の妊娠においてムンプスウイルスに感染すると流産の可能性が上昇すると言われています。一方、胎児奇形についてはハッキリ分かっていません。

治療法

無菌性髄膜炎は減圧を目的に腰椎穿刺することもあります。また、鎮痛薬や解熱薬は疼痛や熱の上昇などに対して用いられます。基本的には高い効果が認められる治療方法は存在せず、上記の対症療法とともに安静を心掛けることが中心となります。