急性中耳炎

症状

軽度であれば、耳の閉塞感や難聴、痛みが感じられます。炎症が高度で熱の上昇が著しいケースでは、高度な痛みと共に鼓膜への充血が見られます。これは膿が中耳腔に蓄積するためで、これによって鼓膜を圧迫し、水泡状になります。次第に鼓膜が破壊されますが、これは膿に圧迫された結果です。やがて、発熱や痛みは沈静化し、耳垂れとなって膿が流出します。

原因

耳管を経由して中耳腔で細菌が増殖することが原因です。この細菌は鼻腔から入り込み、炎症を招くわけですが、中耳腔でその増殖を行います。誕生してから五歳程度でよく見られる疾患であり、鼻炎や風邪に続発するケースが多くなっています。急性中耳炎(きゅうせいちゅうじえん)は細菌が外耳道から及ぶものではなく、またプールの水が原因になることもありません。

治療法

消炎鎮痛薬及び抗生物質が用いられます。高度な痛みを感じるケースでは、鼓膜切開を行って、膿を除去します。後に抗生物質によって感染治療が実施されますが、近年、耐性を持った抗生物質が存在しているため、慎重を要します。その他、安静を心がけ、入浴もなるべく避けます。また再燃を防ぐためには、風邪や副鼻腔炎の治療が重要です。