神経鞘腫

症状

AntoniA型とAntoniB型に分類され、前者は独特の病理所見像を呈するもので、細長い核が並び、密になっています。核の乏しい帯と柵状を形成する帯が交代に並んで配置しています。後者は網状を呈し、定まった方向性を認めません。

原因

弾性硬で球状腫瘍を皮下に触知し、且つ波動が軟化した際に触れます。神経線維腫症二型で単独に沢山発生します。Schwann細胞は軸索の髄鞘を形成しますが、この組織由来の良性腫瘍となります。圧力を加えた個所から末梢方向性に放散痛を生じたり、圧痛を随伴させます。悪性神経鞘腫は神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)が悪性化したものを言い、本疾患は単発若しくは数珠状に認めます。

治療法

摘出する治療法がとられます。その際、神経線維が圧排されている個所を傷つけないように、慎重を要します。尚、神経鞘腫と良く似た名前を持つ神経線維腫(しんけいせんいしゅ)は、名称が似ているだけで別疾患となり、両者は区別されます。