非チフス性サルモネラ症

非チフス性サルモネラ症の症状

胃腸炎などの症状が一般的とされますが、潜伏期を二日前後置いて高熱を生じます。水溶性下痢が一日に何度も生じ、腹痛や嘔吐なども現れます。下痢は緑っぽくなっており、時に血便を見ることもあります。また脱水を引き起こしますが、これは小腸性由来の高度の下痢症状のためであり、ショック状態を引き起こし、死に至る症例もあります。チフス性疾患とは異なり、多くは半年程度で治まりますが、一般には改善も遅いと言われています。高熱は数日に渡って持続する傾向にあり、下痢も十日程度の時間を改善に要します。ケースによっては菌血症を一時的に引き起こすこともあります。また、病巣感染である心内膜炎や骨髄炎、髄膜炎、関節炎などを見ることもあります。一方、特に症状を示さない場合も多いとされます。尚、非チフス性サルモネラ症は軽快後も保菌者が多いとされています。

非チフス性サルモネラ症の原因

サルモネラを原因とする感染症ですが、パラチフスA菌及びチフス菌を除外したものです。食物をはじめ、ペットや人間などから感染し、人畜共通感染症となります。

非チフス性サルモネラ症の治療法

ニューキノロン、アンピシリン、ホスホマイシン、ST合剤、クロラムフェニコール、そしてセフォペラジンやセフトリアキソン、セフォタキシムといった第三世代セフェム系薬剤などが有効とされています。また輸液を実施する一方では強い止痢薬は用いられません。これは除菌が遅滞するためで、基本的には対症療法が中心となります。