リステリア感染症

リステリア感染症の症状

髄膜炎、敗血症、胎児敗血性肉芽腫症の順に病型が存在し、十日から二ヶ月程度の潜伏期を経て発症します。また膿胸及び肺炎といった病気も少ないケースで認められます。髄膜炎では、熱の上昇や嘔吐、項部硬直、頭痛などを生じ、新生児においては特異的な症状を示さず、元気がない程度に留まります。胎児敗血性肉芽腫症では、発疹が皮膚上に見られ、各臓器においても肉芽形成や微小膿瘍が見られます。尚、敗血症は通常のものと似たような症状となります。

リステリア感染症の原因

免疫機能低下をきたした糖尿病、悪性腫瘍患者、新生児などを宿主とします。しかし、人間以外に野生動物や家畜、鳥類などにも感染が見られることから人畜共通感染症となります。リステリア・モノサイトゲネスによって引き起こされるリステリア感染症であり、その分布域は土壌をはじめ、動物の腸管内や水となります。通常、食品からの経口感染となりますが、母体由来の垂直感染が新生児に見られます。また、経皮感染も見られますが、これには畜産に従事する方や獣医師、新生児の交差感染が病棟内にて生じた場合があげられます。しかし、一般には人間から人間にうつらないとされるのが通説です。

リステリア感染症の治療法

アンピシリンが利用されますが、他のペニシリン系薬剤にも効果が認められます。またカルバペネム系にも有効性があるとされます。セフェム系薬は髄膜炎及び敗血症で広く用いられますが、本菌に有効性はないとされます。