症状
鶏眼(けいがん)とはいわゆるウオノメのことです。長い期間に渡って骨を持つ下床部において足の変形やサイズの合わない靴の使用などによって圧力が発生し引き起こされます。真ん中部分は硬くなっており、若干透明な芯を形成しています。鶏眼は足底や趾間、趾背において発症しやすく、角化は下側に伸長するため、歩いていると疼痛を招きます。
原因
本疾患は限局性角質増殖が原因となります。また鶏眼及び胼胝腫は一般に圧力と摩擦が惹起します。うおのめの場合、足指の変形や神経疾患などによる機械的刺激が原因となることがあり、放置すると細胞が炎症を招き感染症を誘引します。
治療法
スピール膏を貼布してから芯を剔出します。予防では穴あきパットを使用するなど圧迫を避けることが重要です。また血流障害が患部に認められるケースでは削ることができません。こういった症例では患部への圧迫を低下させる特別な靴を使用するなどします。尚、鶏眼と鑑別を要する疾患では足底疣贅があります。点状出血、真ん中のへこみがない、表面疣状、圧痛がないといったことが判断基準となります。