結節性筋膜炎

症状

自発痛若しくは圧痛を生じます。結節性筋膜炎(けっせつせいきんまくえん)はやや早期に増えて大きくなる傾向にあり、直径はおよそ二センチ弱に達します。女性、男性共に似たような発症率であり、性別による差は認められません。表皮にはあまり異常は認められず、見られても若干発赤する程度です。好発箇所は前腕や上腕となります。結節性筋膜炎は局所的に生じる線維芽細胞の増殖症であり、良性で筋膜から出現する疾患です。また、皮下においては線維芽細胞及び血管が増え、その周りには組織球やリンパ球、多核巨細胞の浸潤を認めます。

原因

外傷によって引き起こされることもあるようですが、本疾患は線維芽細胞並びに血管の増殖が原因です。反応性に生じ、浅在筋膜の周辺に見られます。少ないケースで筋肉の中へ浸潤する症例もあります。多形成の線維芽細胞は花筵状(はなむしろじょう)に並び、核巨細胞若しくは分裂像を見ます。異型性は認められません。

治療法

結節性筋膜炎の治療は切除となります。