扁平苔癬様角化症

症状

表皮において軽い異型性を認めることもあるものの、ほとんど扁平苔癬と同じ組織所見となります。扁平苔癬様角化症(へんぺいたいせんようかくかしょう)は、顔を中心に単発する斑で、軽い落屑性が認められます。径およそ10ミリ以下で、若干扁平に盛り上がり、稀に数個出現します。色調は褐色から紅褐色で、時に痒みを伴います。多くは先に老人性色素斑様小色素斑が見られ、次第に炎症を伴うケースが多いとされます。

原因

苔癬型炎症反応が脂漏性角化症若しくは老人性色素斑上に引き起こされることが原因と考えられています。かつては一時日光角化症の一種との解釈がなされていましたが、現在では上記の考え方が一般のようです。

治療法

扁平苔癬様角化症の治療は、冷凍療法か切除となります。