症状

淡褐色から常色の腫瘍であり、柔らかくなっています。半球状から有茎の腫瘍が柔軟性のある皮膚、つまり鼠径、腋窩、頸部などに発生します。アクロコルドンは三ミリ程度の小腫瘍で、糸状になったものが腋窩、頸部などにおいて沢山発生するものです。軟性線維腫は、径およそ一センチ程度で少し大き目のものが体幹において単発するものを言います。懸垂性線維腫は軟性線維腫（なんせいせんいしゅ）より大きく、皮膚面より垂れ下がったものを言います。年齢と共に生じる変化と言われており、女性や肥満者に多く見られます。

原因

細胞成分があまりなく、中心となる増生が膠原線維となります。腫瘤内に脂肪細胞を持つ傾向のある軟性線維腫と区別されます。本疾患は加齢に随伴する一つの変化と言われています。尚、軟性線維腫は、別名で懸垂性線維腫（けんすいせいせんいしゅ）、若しくはアクロコルドンと呼ばれることもありますが、厳密には上記のように区別されています。

治療法

凍結療法の他、茎を切除してしまう治療方法がとられます。