症状
ブヨやのみなどに刺されてから数十分で痒みを生じます。他にもノミ、ダニ、毒蛾といった昆虫も含まれ、これらに刺されたり触れたりして発生する皮膚炎を虫刺症(ちゅうししょう)と言います。痒みを感じ出したら、患部は赤く盛り上がった発疹を出現させ、二時間程度で軽快します。しかし数時間から二日ほどかけて発疹と共に痒みが再燃するケースもあります。一般にダニやノミなどでは五時間前後で症状が出てくる傾向にあるため、発見が遅れます。また、水ぶくれを引き起こすこともあります。
原因
イエダニをはじめとするダニ、ノミ、蚊、ブヨといった昆虫に刺されることで生じます。また毛虫皮膚炎や毒蛾皮膚炎を引き起こす、毒蛾などに接触した場合も虫刺症の原因となります。
治療法
ケースによっては内用のステロイド薬を用いますが、通常外用のものが発疹へ使われます。基本的に虫刺症に気づいたらなるべく皮膚科へ早く訪れて治療することが望まれます。また、症状を酷くさせないために、痒くても患部を引っかかないようにします。更に極力原因となる虫を突き止めて、同じ発疹を出現させないよう心がけるようにすることが大切です。