不安障害

症状

次第に出現する場合と急激に発生する場合があります。不安を感じる時間は短いものから長期に渡るものがあります。程度も軽いものからパニック発作を引き起こす高度なものまで様々となっています。また、心拍数が増え、呼吸困難なども示します。更に苦痛が強いと生活を送るのにも問題を生じることがあります。

原因

現況と比較して程度の合わない高度の不安が継続若しくは変動性に認められる障害であり、健康人とは程度が異なります。通常、不安は誰にでも生じるものですが、不安障害(ふあんしょうがい)では異常に不安が高まります。不安そのものは、人間が生き続けるために必要な働きです。同じ精神疾患の中では非常に発症率が高くなっていますが、発症している本人が気づいていないケースが多いとされます。そのため、多くが放置されています。発症原因は、心身ともに関与していると言われていますが、詳細には解明されていません。また、同一家族によく発生することから、遺伝性も一つの原因と考えられています。その他、薬の利用や身体疾患に起因して不安障害を招くこともあります。

治療法

薬物療法或は心理療法と組み合わせての治療法が行われます。しかし、別の疾患から不安障害を招いているケースもあり、こういった場合は本疾患とは治療法も異にします。また、本疾患の種類によっても治療法が違います。