「東洋医学」カテゴリーアーカイブ

体臭・口臭~実端・虚端・聞診~

胃や肝の作用が低下した際や胃の中に食べ物が滞った時にゲップをすることがあります。これは胃の気が上がっているためで、その匂いが酸っぱいほど消化不良を示します。また気がストレスによって停滞していると会話の... Read more

内傷・七情・不内外因

臓腑の損傷は体内から発生することもあります。内傷(ないしょう)とはこういった疾患を意味します。心の変化によるものは内因と呼ばれ、内傷の一種です。例えば、気分が沈みこんで胃が痛くなるといった体験は誰にで... Read more

怒・思・恐怖~内因・七情~

肝臓の損傷は過剰に怒りを感じた際にも生じます。疏泄(そせつ)の働きは気を運ぶもので、肝が担っていると東洋医学では考えられています。つまり、気の動作は肝の損傷によって支障をきたし、気が上った状態を持続さ... Read more

問診

病気になっている人に対して医者が問いかけることを問診(もんしん)と言います。これによって様々なデータを得ていきますが、体質や出現した症状、その原因などを調べます。例えば、食欲の有無や痛む場所、熱さや寒... Read more

虚証と実証~痛みに関わる問診~

東洋医学で言う痛みは大別すると虚証(きょしょう)と実証(じっしょう)に分類されます。痛みのタイプであり、単に痛いという捉え方をせず、どういった痛みを生じているのかそのタイプを明確にします。これも問診(... Read more

虚証の状態~陰陽調節~

津液、気(き)、血(けつ)、陽気(ようき)、精(せい)、陰液(いんえき)が不十分になると正気(せいき)の勢力が衰えると考えられています。この正気が衰えた際に出現する病状をまとめて虚証(きょしょう)と言... Read more

奇恒の腑

六腑(ろっぷ)は、胃、膀胱、胆、三焦、大腸、小腸を指していて、東洋医学ではこれらが一本の管として解釈されています。口から取り入れられた食べ物は、消化され、下側に向かって栄養分を体内へ取り込ませながら移... Read more

気機をコントロールする肝

疎泄(そせつ)は拡大していく気が動いていくことで、この機能は肝が担っていると言われています。特に東洋医学の領域では体全域の気と血の動作に関わる働きが肝にあると考えられています。気機(きき)は、細胞に出... Read more

気病/きびょう

気病(きびょう)は、気が異常を招くことで、防御、温煦、固摂、推動、気化の作用に変調をきたしたものです。防御は邪気から身体を保護する働きで、温煦(おんく)は、体を温める、固摂(こせつ)は漏れないようにす... Read more

気の意味

宇宙を構成する根本的要素が「気(き)」であり、その変動が多くの事象を発生させる。このことは人間の体にも当てはまり、生命活動を保持しているとされます。元来、中国の古代哲学から誕生した「気」ですが、その意... Read more