問診

病気になっている人に対して医者が問いかけることを問診(もんしん)と言います。これによって様々なデータを得ていきますが、体質や出現した症状、その原因などを調べます。例えば、食欲の有無や痛む場所、熱さや寒さを感じるのかといった具合です。その症状がおおよそ見当がついた時点で、更に深く追求して行きます。この場合、痛む箇所を探っていきますので、漠然とした頭痛といった感じで情報を得るわけではありません。より細かく得るために今までの治療方法や症状が現れた時期、経緯、考えられる原因などを掘り下げていきます。

通常、目の前に認められる疾患とは無関係と考えられることも問いかけられます。睡眠の有無や食欲があるのかないのか、便秘或いは下痢、のぼせや冷え、胃腸の状態、発汗、寒く感じるか熱く感じるのか、更にストレスや天候、生理、季節など、どういった条件で症状が増悪するのかといった具合です。

その他、喫煙の有無やアルコールを飲むのかどうか、或いはその摂取量、生活習慣や通常の生活状態、過去に招いた疾患や過敏症があるのかどうかといったことも尋ねられます。また、こういった質問内容が表としてまとめられている診療所もあるようです。