心・肺・腎・肝・脾の機能

東洋医学においては、考えや意識をコントロールをしているのが心と考えられています。体の全域に血を巡らせているのが心です。気を生成するのが、息を吐いたり吸ったりする肺とされます。この器官は気と共に津液を押し下げたり、全域に循環させたりします。これには水分も含まれ、制御していると考えられています。

精を蓄積する器官は腎と考えられており、肺から下側に向かって気を腎に運んでいるから呼吸が滑らかになるとされます。また、水分を体外へ排出したり体内へ溜めたり、配る役目も担っているとされます。

肝は血を貯留し、その量を制御すると共に気の流れも調整していると言われています。脾は水が体内へ取り込まれるようにしたり、それを全体へ循環させたりすると言われています。つまり、吸収してそれを消化させる機能をコントロールしているものと考えられており、栄養分などが漏れでないようにしたり、上部に押し上げたりします。