血熱(けつねつ)は体の中に熱が篭って、その熱が血に伝わることを言います。この状態になると血流が正常ではなくなり、そのスピードから毛細血管を破壊してしまうと言われています。出血傾向が現れるのはこのためだ... Read more
「東洋医学」カテゴリーアーカイブ
血/けつ
東洋医学では津液、血、精、気、が体を作る根本的な条件になっています。正気はこれらの要素によって決定されています。つまり、これらが適正に巡っていれば正気は満ちていくことになります。此の正気は治癒力や抵抗... Read more
寒熱~発熱・発汗・悪寒・問診~
東洋医学で言う発熱は、身体の特定箇所に熱を感じた場合を指します。悪寒は寒気を感じてゾクゾクとする症状ですが、風邪などの初期症状でよく見られます。しかしこの悪寒は体温を図った際に必ずしも上昇しているわけ... Read more
邪正盛衰・虚実挟雑証~八鋼弁証では実証と虚証の区別が重要ポイント~
邪正盛衰(じゃせいせいすい)は、邪気と正気が高まったり弱まったり何度も生じることを言います。また疾患初期で実証と判断しても虚証に移行することもあります。つまり、初期段階できちんと対処しなかったために慢... Read more
外邪~六つの病気の原因・六邪~
肌や口、鼻を介して体内へ入り込む外邪には六種類のタイプがあるため、別名では六邪とも呼ばれています。いずれも気候に関わっており、その変調から異常が発生して外邪へと変化します。風邪(ふうじゃ)、寒邪(かん... Read more
実証の有様
身体に不要なものが認められる有様を実証(じっしょう)と言い、これには欠かせないものでも大量に存在することで不必要となるものも含まれます。更に言えば、邪気などが体内へ入り込む場合もやはり不要なものである... Read more
腎精不足~精の病気~
天癸(てんき)は生殖能に関係しており、その完成を促進させる物質のことを言います。特定の年齢に達すると人間は生理的変化が見られます。これは腎中の精気によって発生すると考えられていますが、加齢と共に衰弱し... Read more
主水・納気・蔵精
主水(しゅすい)は水分の分解をコントロールする働きのことを意味します。通常、胃に流入した水分は、脾から肺へ移動し、ここを中心に体の全域へと運ばれていきます。また汗や尿となって水分が体外へ排出されるのは... Read more
痛みの問診~痛む場所とその原因~
東洋医学で言う腹痛は小、少、大腹痛の三つに分類されます。小腹痛は小腸や大腸、膀胱、子宮、腎に変調を来たしていると考えられ、痛みはへそから下に感じます。少腹痛は肝の変調が考えられ、小腹両側に痛みを生じま... Read more
陰と陽/統一体観
静止、女性、夜、内側、柔軟、下半身、地などは「陰」で、運動、男性、昼、外側、硬い、上半身、天などは「陽」となります。これらは変化を表すもので、自然界の全てを二つに大別した考えです。もっと言えば対立関係... Read more