飲食失節(いんしょくしつせつ)とは飲食が適切に行われないことを言います。つまり、過剰に食べ過ぎるか、少なすぎるかと言うことです。この内過度になることを飢飽失常(きほうしつじょう)と呼んでいます。この状... Read more
「東洋医学」カテゴリーアーカイブ
飲食の問診
食欲不振なのかどうかをみるのが飲食の問診(もんしん)です。摂取する量をみるほか、口内での味覚異常やお腹がすいているのに摂食できない、口内が粘ついて乾燥しているのかといったものです。東洋医学では、胃と脾... Read more
表裏弁証~八鋼~
陰・陽・表・裏・寒・熱・虚・実が八鋼(はっこう)と呼ばれているもので、それぞれ陰陽、表裏、寒熱、虚実といった具合の組み合わせになっています。東洋医学では証の確定をしなければならず、それをするためには四... Read more
不内外因~労倦・労力過度・安逸過度~
東洋医学では、労倦(ろうけん)と安逸(あんいつ)をまとめて労逸(ろういつ)と言い、前者は疲労を意味し、後者は安静を指しています。不内外因(ふないがいいん)とはこのことを現しており、過剰に動かしすぎても... Read more
腹診~小腹、脇腹、少腹、臍下、脇下、臍上、心下~
按診(あんしん)は病気になった人の手足やお腹など痛む箇所を直接触れて判断する方法を言います。押したり、さすったり、なでたり様々方法で触れますが、腹診(ふくしん)は按診に属します。つまり腹部を診るわけで... Read more
腹満~小腹硬満・胃内停水・胸脇苦満・小腹不仁・心下痞硬~
腹満(ふくまん)は東洋医学で腹部が膨らんでいる状態を意味します。この場合、虚証(きょしょう)であれば、腹部を押しても張りが見られず柔軟性があって、痛みも感じられません。どちらかといえば快感に感じられる... Read more
本と標~四診合参・治病求本・治則・標治・対症療法~
四診合参(ししんがっさん)とは四診から獲得できたデータを結合させ、それをまとめて得られる判断を言います。これによって証が確定した場合、それに沿った治療法も決定してきます。治病求本(ちびょうきゅうほん)... Read more
脾・精微・水穀
精微(せいび)は栄養分のことを意味し、水穀(すいこく)は食べ物や飲み物のことを指します。水穀の運化は、栄養素が体の全域に運ばれることを言います。体内へ取り入れられた食物は胃と小腸において、消化吸収され... Read more
八祖脈~脈象は血と気の異常から出現する~
平脈(へいみゃく)は体に異常を認めない際の脈を意味します。通常、70回前後が一分間における脈拍数で、その調子も一律です。つまり、少なくも多くもなく、浅くも深くもないということです。この脈は手首の寸口(... Read more
虚実・寒熱・八鋼弁証
八鋼弁証(はっこうべんしょう)ではまず表裏弁証が行われます。次いで虚証(きょしょう)と実証(じっしょう)を判定する虚実弁証(きょじつべんしょう)が実施されます。証の名称は正気(せいき)と邪気(じゃき)... Read more