障害のタイプによって適するとされる治療法は存在します。
しかし、現実にはその全てが採用されるわけではなく、対象の子供に適すると考えられる治療法が選択されることもあります。このため、目安とされている治療法と違う方法で治療されることもあります。
以下は診断名による治療法の目安です。
自閉症
予測を容易にするため、TEACCHが最も採用されるようです。
また、感覚統合療法と呼ばれる体の動作に関するものやABAという治療法が採用されることも。
アスペルガー症候群
子供の思考に適する治療法が選ばれる傾向にあり、たとえば認知行動療法や心理療法、SSTなどが使われます。これは子供の思考がその子独自のもので、知力が優れているケースが多いためです。
ADHD
気が静める状態を形成するのが重要であり、環境調整が基礎となります。
また家族療法やペアレント・トレーニングといった治療法も。
LD
学習の困難さ、しにくさに個人差があり、それぞれの子供に合わせた学習支援が基礎になります。
虐待
心理療法が中心となります。
また、親を交えて親子並行療法や家族療法が採用されることもあります。
以下は発達障害の主な治療法です。
ABA、SST、TEACCH、環境調整、二次障害の治療、心理療法、食事療法、認知行動療法、親子並行治療、家族療法、漢方治療、サプリメント、プレイセラピー、ペアレント・トレーニング、リラクセーション、学習支援、感覚統合療法、薬物療法などです。