TEACCH

Treatment and Education of Autistic and related Communication-handicapped CHildren

アメリカで生まれた治療で、自閉症への教育法です。
TEACCH(ティーチ)は自閉症の特徴を直そうとするものではなく、その特徴を存在させた上で自然に社会で適応させようとするプログラムです。
自閉症の中でも知的障害を認める症例で薦められており、視覚的なデータを利用します。
TEACCHは単純な方法論ではなく、共生を目的とした教育法です。
自立した生活が出来るようサポートし、他の人と共生できるよう支援します。

そこで活用するのが視覚的な情報です。
これを手がかりに気付かせていくわけですが、それぞれの患者の特性に沿ったサポートを行います。
自閉症の子供は視覚的処理能力に優れた子が多いためで、絵や写真を描いたカードをコミュニケーションに用います。

尚、TEACCHは知的障害がある場合に適しており、高い知能を持つ子供にはCBT、幼児においてはABAが薦められています。