「東洋医学」カテゴリーアーカイブ

蔵精・腎精・髄

精を溜めている腎のことを蔵精(ぞうせい)と言い、腎の働きの一つです。蔵精の働きは腎のバランスの変化によってその調子を狂わし、腎精不足を招きます。この状態では記憶力低下、転倒、足腰のだるさなどを生じます... Read more

蔵血~肝の失調~

血を溜めてその排出量をコントールしているのが東洋医学で言う蔵血(ぞうけつ)機能で、肝の働きの一つです。血が不十分になると機能不能になる組織が見られるようになり、溜めるのに支障が出ると血が肝から漏れでて... Read more

心・肺・腎・肝・脾の機能

東洋医学においては、考えや意識をコントロールをしているのが心と考えられています。体の全域に血を巡らせているのが心です。気を生成するのが、息を吐いたり吸ったりする肺とされます。この器官は気と共に津液を押... Read more

臓腑/ぞうふ

東洋医学では五臓に神が存在すると考えられています。神が存在しなければ、生体は維持できないという思想です。また神の名称は臓によって異なり、肝では魂(こん)、肺では魄(はく)腎では志(し)、脾では意(い)... Read more

舌苔~気と津液~

舌苔(ぜったい)は舌の表面に見られる白色の薄い毛で、健康であれば表層は或る程度湿っています。通常そろった大きさですが、東洋医学ではその厚さから病気の状態を探ります。つまり、厚くなっていると病気は重く、... Read more

舌診・舌質・舌苔

舌質(ぜっしつ)は舌本体の形状やその色調で、舌苔(ぜったい)はコケに類似する舌表層に生えているものです。後者は東洋医学において胃の気が高まることで生えてくるものと考えられています。この特有の診断方法は... Read more

病は気からの理由

営気(えいき)が不十分になると養分が全身に巡らなくなります。衛気(えき)は夜に体内に存在しますが、昼になると肌の表面に出てきて邪気から体を守ると言われています。夜間に使う布団は衛気の代替用とされます。... Read more

運化・昇精

消化吸収して体の全域へ配る働きのことを運化(うんか)と言います。この作用は脾の働きの一つであるため、脾にバランスの変化が出現すると運化にも悪影響が出てきます。腹部膨満感や下痢、食欲不振、腹痛などが示さ... Read more

統血

血脈から血が漏出しないようにする働きのことを統血(とうけつ)と言います。東洋医学では当該作用が弱まると不正出血をはじめ、血尿や血便など血の漏出が見られるようになると考えられています。正確に言えば血が滲... Read more

津液の停滞

津液は各臓腑とそれぞれ相互に影響しながら体の全域を巡っています。これには脾や腎、肺、三焦(さんしょう)、肝などが該当し、いずれかの働きが低下すると津液の流れに異常が出てきます。つまり津液が滞ってしまう... Read more