学習支援

学習を容易にするためのプログラムで、通常の子供の手引書とは違い、それぞれの特性に沿った方法を考案して行きます。
学習支援はLDの子供に適していますが、特性に関わらず、学習が困難になっている子供にも用いられます。

例えば、紙に気付いたことを記入させ、重要度の順に並べさせることで思考が整うようになります。
また読むのが困難な場合、シートなどを活用して読む能力をサポートしたり、スイッチによって音声が出る教材を用いると文字を記憶しやすくなります。
計算が困難な場合、計算機の使用を許可したり、書くのが困難であればパソコンによる入力を許可します。
つまり、道具を用いて支援するのが学習支援であり、自分に合う学習方法が可能になります。

LDを持っている子供は、学習の働きの一部に偏りがあります。
このあまり機能していない部分の変わりに他の機能を用いて学習させるのが学習支援です。
LDを有するそれぞれの子供に、特徴があって優れた部分と劣る部分があります。
このため、それぞれの子供に特注の道具などをあてがいます。
自信喪失を招いていても、自分に合う学習方法を見つけることで、学ぶ気持ちが沸いてくるものです。