褒め方と叱り方

一般の子供は褒められることで認められていると感じるもので、これが自信へとつながっていきます。このことはADHDの子供たちにも当てはまることで、どれだけ些細なことであっても、達成した時には褒めてあげるべきです。また、そういうチャンスと時期を増やしましょう。基本的に期待通りに行かなかったケースでも、努力する姿勢を評価し、そういった箇所を細かく噛み砕いて褒めるようにします。特に低年齢では何か褒美を与えることで、より効果があるとされます。褒められたり褒美をもらうことで、更に努力を継続しようとする気持ちを湧き立たせます。

一方、怒る時は、感情的にならないよう気をつけます。人格を否定するような物言いはやめ、子供にとって理解しやすい短い言葉で伝えます。その後、子供を励ますように頑張ろうといった言葉を添えます。ただし、叱責後は子供を少し離し、間違ってもご機嫌取りをしてはいけません。これは反省させて自分の考えをまとめさせる時間を与えるためで、どうしたら怒られないようにできるかを気付かせる意図を含むからです。その他、子供を追い詰めてしまうような言葉を使って叱ってはいけません。