ADHDの子供を持つ両親であれば、これからの進学やその先の就職まで心配するものです。しかし、ADHDは理解力や考える力にそのまま支障を来たす障害ではありません。つまり努力次第で学力も向上する可能性が十分にあり、集中力が足りず、学力が低くてもそれほど問題となるものではありません。これは大抵のケースで、年齢に伴って自分を制御する術を学んでいくためで、少々の苦労は仕方ないです。ただ、成長して成人になる時期には、きちんと自分の行動を制御できるようになるものです。
時に成人してもADHDの特徴を示すかたもおられますが、このケースでは本人に合う仕事を選択すると良いでしょう。基本的にはADHDの子供が成長するプロセスにおいて、周りが適切な対応をしていれば、進学や就職の際にこれといった問題は起こらないものです。ADHDの人に不向きとされる職種も存在しますが、原則として自分の希望する仕事、自分自身で向いていると感じられる仕事を選択するのがベストです。