LDの子供の癇癪の鎮め方

まず目を合わせないようにして無視します。もちろん話しかけるのも駄目です。これは癇癪を起こしても要求が通らないことを理解してもらうためです。その後理解できたと判断できたら、今度は我慢したことを褒めます。一方、買い物などの途中で癇癪を起こしたり、おさまるのに時間が掛かりそうな時は、他のところへ移動して、ある程度1人にさせます。

ところで泣き叫んでいる子供をほったらかしにする親は冷たい親だと感じられるかも知れません。しかしこれは一般的には間違いで、そもそもあまり他人を意識すること自体が子供にっとって良くありません。外出先で子供の我侭を認めてしまうと、家で厳格にしたところで、また外出したら我侭になります。とはいえ、外出先で子供に泣き叫ばれると、色んな問題が出てくるのも事実です。こういった事態を招かないためにも公共の場における礼儀を早期に習得させておきたいものです。

子供はよく癇癪を起こして怒ったり泣いたりして駄々をこねるものです。これは自分の要求を押し通すためで、スーパーなどでひっくり返って暴れることもあります。LDの子供の場合、この傾向が極端に見られ、親が甘いとついつい物を買い与えてしまいがちです。しかしこれは、癇癪を起こせばまた物を買ってもらえると子供が学習するため、更に酷くなるのは明らかです。根負けしないように親にも忍耐が欠かせません。