分かりやすく最も多い混合型

ADHDで一番多いとされる型で、多動性と衝動性、注意欠陥の三つの特徴が顕著に現れているものを混合型と言います。混合型でもっとも目立つのは他の事へ注意が逸れてジッとしていられない点です。本人が抑えられていると感じる場合、カッとなりやすい性質を示します。周りからみると好奇心旺盛な子供に映ることもあるようですが、混合型では状況判断がうまくできないため、それに応じて様々な支障を来たします。例えば、周りの状況を混乱させてしまったり、自分のことだけを考えているように見えます。また、混合型では乱暴な行動や攻撃的な行動も目立つようです。仮にジッとすることができても、注意力が持続しないため、ほとんど人の話を聞いていないようです。

もちろん、ADHDを有する子供が故意に問題を起こそうと考えているのではありません。問題行動を起こすたびに、それがどうして良くないことなのかをきちんと解説すれば、本人も分かるようになります。とはいえ、頭の中で考えていることと行動が伴わないのがADHDであるため、周りはそれを理解しなければなりません。