男児に多い多動・衝動性優位型

米国精神疾患の診断基準であるDSM-Ⅳで分類されている型で、その多くが男児に見られます。多動性と衝動性が顕著で注意欠陥の症状があまり表に出てきません。
また、この多動性と衝動性の症状と注意欠陥は別の過程によって発生するのではないかという見解もあるため、多動・衝動性優位型というADHDの分類も正しくないのかも知れません。このため、これから先の研究によっては注意欠陥優位型と異なる障害として捉えられる可能性もあります。

ところで多動・衝動性優位型などは基本的に行動上の性質から診断を下しています。また、ADHDで見られる特徴は、通常の子供でも成長のプロセスにおいて見られる特徴であり、その判断は難しいものと言えます。ただ、ADHDということが疑われることによって、その他の発達障害の発見につながったり、生活を改善するといった適切な対応も可能になります。